(1)はトークラインの会員様にお送りしているHANDOUTからの笑い話で本来は読んだ後ちょっと考えてニヤリとしていればよい類のものですが、それを大真面目に解釈してみたものが(2)です。この(2)を英文にしてみませんか?書かれた英文は添削やフリートークの話題としてご利用下さい。Facebookページの「英文ライティングコーナー」で無料添削(先着5名様まで)も承っております。
(1)これは12月7日にお送りしたHANDOUTの一部です。
(From The Reader’s Digest)
A college-football coach was faced with the possibility that his star player might be declared academically ineligible, so he pleaded with the math professor not to flunk the kid.
“Tell you what, coach,” said the professor, “I’ll ask him a question in your presence. If he gets it right, I’ll pass him.”
The athlete was called in, and the prof asked, “What’s two and two?” “Four,” replied the player.
Frantically the coach cried, “Give him another chance! Give him another chance!”
(2)上記英文を読んだ方の日本語による解釈
大学のフットボールのコーチは頭を抱えていた。チームの主力選手が学業不振で落第させられそうなのだ。そこで彼は数学の教授に彼を不可にしないよう頼み込んだ。
教授は「ではあなたも同席の上で彼に問題を出す。うまく答えられたら合格だ。」と言った。選手が呼ばれ、教授は凡そ考えられる限りで最も易しい問題として2足す2はいくつかと尋ねた。そして「これで確実にこの選手もコーチも望み通りとなり、自分はコーチへの貸しができた。いつかこの貸しを返して貰う機会もあるだろう。」と思った。
今まで数学では零点しか取ったことの無かった選手もこの問題だけは答が分かった。そして自信を持って4と答え、「これで落第をまぬかれた。」と安堵の色を浮かべた。
ところがコーチにとってはその答はこの特別な計らいの失敗を意味していた。コーチの数学の能力はその選手にすら及ばず、彼が出した答は選手の答と違っていたのだ。自分の答が正解と思い込んだコーチは半狂乱で「もう一度だけチャンスを与えてやってくれ。もう一度だけ。」と叫んだのだった。