10月1日のジョークを大真面目に日本語で解釈してみました。この趣旨の解釈(どのような解釈でもご自由です)を英文にしてみませんか?英会話の話題としてご利用頂けるほかフェイスブックページの英文添削コーナーで英文添削も承ります。
学生時代にルームメイトだった友人2人が10年振りに再会した。ひとりが早速尋ねたのは彼が最も知りたかったことだった。「君が付き合っていたあの娘とはめでたく結婚できたのかい?それとも君はまだ自分で食事の支度と洗濯をやっているのかい?」
尋ねられた友人の頭の中ではどう答えたものか色々な答が駆け巡る。実は彼は念願通りその娘と結婚できたのだが、それは大きな代償を伴っていた。彼は結婚してもらう条件として家事一切を引き受けていたのだ。その結果として、結婚前は自分一人の食事の支度と洗濯をすればよかったのが今や自分と妻二人分の食事、洗濯に増えていたのだった。
友人には本当のことを言わねばならない。然し自分の自尊心も守りたい。彼は結局「そうなんだ。」という一言で答えた。
かつて何年も同じ部屋で暮らし互いに気心を知り尽くした友人が、その短い答の奥に込められた深い事情を理解するのにはそれで十分だった。そして彼も又うらやましさ半分、同情半分をたたえた表情で友人をしばし見つめることで彼の事情を理解したことを示したのだった。