20140205

2月3日のジョークを大真面目に日本語で解釈してみました。この趣旨の解釈(どのような解釈でもご自由です)を英文にしてみませんか?英会話の話題としてご利用頂けるほかフェイスブックページの英文添削コーナーで英文添削も承ります。

天国の真珠の門の前には門に入ろうとする男たちの長い待ち行列ができていてそれは目の届く限り続いていた。その列の上には「生涯を妻の支配下に置かれていた男たち」という表示があった。
その近くには「生涯に渡って妻に支配されたことのない男たち」という表示があり、その下に一人の男が門に近づくこともなく立ち続けていた。
セントピーターはその男の存在に気付いて男に尋ねた。「何のためにここに立っているのかね?」男は答えた。「よく分からないのです。妻にここに立っているようにと言われただけですから」
その男はその日妻と一緒に交通事故に逢い、共に昇天したのだ。来てみるとかねてから聞いていた通り真珠で出来た12の門があり、門番のセントピーターが到来者の生前の行いに応じて門から天国に招き入れたり別の入り口から地獄へ送り込んだりしていた。今まで自分の行動をことごとく妻に支配されていたその男はどの門に行ったらよいかについていつものように妻の指示を仰ぎ、妻は自分の審判がすこしでも有利になるような場所を選んでそこに立つよう夫に命じたのだ。そして男はいつも妻の買い物が終るまでじっと待っていたと同じようにそこに立ち続けていたのだった。
その男を隣りの列の最後尾に導いたセントピーターは「久方ぶりに気骨のある男を迎えたかと思ったが、ぬか喜びだった。男らしい男はもういなくなってしまったのか。」と人間界の男たちの不甲斐なさを慨嘆しながら到来者たちの選別作業を再開したのだった。