8月2日のジョークを大真面目に日本語で解釈してみました。この趣旨の解釈(どのような解釈でもご自由です)を英文にしてみませんか?英会話の話題としてご利用頂けるほかフェイスブックページの英文添削コーナーで英文添削も承ります。
一人の男が列車から降り立った。彼の顔色は真っ青だった。友人が心配してどうしたのかと尋ねた。「汽車酔いだよ。」と男は答えた。「僕は後ろ向きに列車に乗るといつも気持ち悪くなるんだ。」
「どうして向かいの乗客に席を替わってもらうように頼まなかったんだい?」と友人が尋ねた。蒸気機関車全盛期の当時、後ろ向きの席は文句無しに上席とされていた。進行方向に向いて座ると窓から石炭の燃え殻が飛んできて目に入るためだ。悪い席を良い席に替えてくれという依頼を断る人はいるはずが無かった。
するとその男は答えた。「僕もそれを考えたんだ。だけど向かいには誰も座っていなかったんだよ。」
その男は全くもって融通の利かない人間だった。彼はいつも必要な時にはしているように、向かいの乗客と席を交換してもらいたかった。だが運悪くいつもと違ってそこには誰も座っていなかったため頼む相手がいなかったのだ。勝手が違った彼はどうして良いか分からず、そのまま自分の席に座り続けていたのだった。黙って向かいの席に移ることは彼には考えることも出来なかったのだ。