7月4日のジョークを大真面目に日本語で解釈してみました。この趣旨の解釈(どのような解釈でもご自由です)を英文にしてみませんか?英会話の話題としてご利用頂けるほかフェイスブックページの英文添削コーナーで英文添削も承ります。
暗闇の中のキス
列車の客室内にドイツ人将校、ルーマニア人将校、老婦人、若い娘が乗り合わせていた。列車がトンネルに入って真っ暗闇になった時、キスの音に続いて誰かがこっぴどくひっぱたかれた音が聞こえた。列車がトンネルを出て明るくなった時、皆黙って座っていたがドイツ人将校の目の周りには叩かれてできた隈が見えた。
老婦人が心の中で思ったこと:「まあ、あの娘は立派にルーマニア人の誇りを守ったわ」
ここまで読んだ読者の100%が、暗闇でいったい何がおこったかについてこの老婦人と同じことを想像したに違いない。
だが残った3人が考えていたことは3人3様だった。
娘:「あのドイツ人はどうして私でなくてあの老婦人にキスしようとしたのかしら」
ドイツ人将校:「あのルーマニア人のやつめ、娘にキスしておいて俺に罪を着せたな」
ルーマニア人将校:「うまくやったぜ。俺はあのドイツ野郎をひっぱたく前に自分の手の甲にキスしておいたおかげで騒動にならずに済んだのだ。」
ルーマニア人将校は日頃から威張っていてルーマニア国民から嫌われているドイツ人に一矢を報いる方法を列車がトンネルに入った瞬間思い付き直ちに実行したのだった。
(このジョークはルーマニアがかつてロシアに占領された領土を取り戻して貰いたいだけの目的でドイツに与して第二次世界大戦を戦った頃のものです。国名の表記も現在のRomaniaではなくドイツ式のRumaniaとなっています。)