8月3日のジョークを大真面目に日本語で解釈してみました。この趣旨の解釈(どのような解釈でもご自由です)を英文にしてみませんか?英会話の話題としてもご利用ください。
スコットランドの薬屋に男が駆け込んでアスピリンを一ビン買った。
何か急いでいるその男は薬を受け取ると1ポンド紙幣をカウンターに置いてそそくさと走り出ていった。
店主は釣銭を手にしたまま立ち尽くしていた。世界一ケチな国民として知られるスコットランド人の彼に染み付いた節約の感覚に従えばこの釣銭はこのままにしておくのが当然のことだ。しかし彼はスコットランド人であると同時に一人の人間でもあった。人間としての良心に従えばこの釣銭は出て行ったばかりの客に返すべきだ。彼はどちらの行動をとるべきか考えあぐねていたのだ。
終に彼は心を決めた。彼の人間としての良心の声に従って釣銭を返すことにしたのだ。先ほどの客が大急ぎで遠ざかっているのが未だ見える。そこで店主はその客に知らせるため窓ガラスをたたいた。だが、その時スコットランド人としての心の声にも従った彼の手にはできれば客に聞こえないほど小さな音しか出ないで欲しいという願望が込められたスポンジがにぎられていたのだった。