4月5日のジョークを大真面目に日本語で解釈してみました。この趣旨の解釈(どのような解釈でもご自由です)を英文にしてみませんか?英会話の話題としてもご利用ください。
8歳と10歳の子供たちはいつもいたずらで周囲を困らせていた。町に説教師が居て何人もの子供たちを仕付けた実績があると聞いた母親はその説教師に子供たちと話してもらうよう頼んだ。
説教師は子供たちと一人づつ話すことを引き受けてくれたので、母親は先ず8歳の子を説教師のところに行かせた。説教師はその子を座らせて「神はどこに居るか知っているかね?」と尋ねた。彼にとって子供を仕付けるのは簡単なことだった。その子がこの質問にどう答えてもそれを出発点として「誰も見ていないと思っていたずらをしても神様はちゃんとその場に居て全てを見ているのだ。だから悪いことをしてはいけないよ。」と毎日の説教通り教えればよいのだ。
ところがその子は口を大きく開いたまま一言も答えなかった。子供からの最初のひとことがないと計画通りにことが運ばないので困った説教師はなんとかひとことを引き出そうと語気を強めて「神はどこにいる?」と言った。するとその子は叫び声をあげてその部屋から飛び出して家まで走り続け、家に着くなり押し入れにこもってしまった。兄がその子を見付けて「何があったんだい?」とたずねるとその子は「大変なことになった。神様がいなくなってみんなそれは僕たちがやったと思っているんだ。」と答えた。
その子はいつもいたずらで何かを隠して騒動が起こるたびに大人たちから「またやったな、どこに隠したんだ?」と叱られていてその隠し場所を白状すれば許されていたのだ。ところが今回は「神をどこに隠したんだ。」と叱られても何もしていないのだから隠し場所を言うことができない。彼はその場を逃れるためには逃げ出すほかなかったのだった。