11月2日のジョークを大真面目に日本語で解釈してみました。この趣旨の解釈(どのような解釈でもご自由です)を英文にしてみませんか?英会話の話題としてもご利用ください。
第30代アメリカ合衆国大統領ジョン・カルビン・クーリッジ・ジュニアはあるとき出身地バーモント州の友人たちをホワイトハウスでの食事会に招いた。
友人たちの中にはテーブルマナーの心得のあるものは居なかったため全て大統領のする通りを真似することにした。食事は無事に進みコーヒーが出てきた。すると大統領はコーヒーを受け皿に移した。皆それを真似た。彼らの中には昔熱いコーヒーを受け皿に移して飲むのが当時のフランスやイギリスの貴族のマナーだったことや、米国でも昔そのような飲み方をしていたという話を古老から聞いたことがあるものも居て、ホワイトハウスでは今でもそのテーブルマナーを守っていると思ったのだ。
ところが大統領はかがみこんでそのコーヒーを猫に与えたではないか。彼がコーヒーを受け皿に移したのはテーブルマナーでもなんでもなく、猫のためにコーヒーを冷ますためだったのだ。
クーリッジは公的な場では有能な演説家として知られていたが、私生活ではほとんどしゃべらず「寡黙なカル」と呼ばれていた。実際、食事に招かれた友人たちが食事中に彼に3語以上しゃべらせることが出来るかどうか賭けた際彼は結局2語しかしゃべらなかったほどだった。そのためこの食事会でもゲストたちは彼の不思議な行動について彼に問いかけることもなく彼を真似ながら黙々と食事を進め、クーリッジも淡々と普段通り誰に話しかけることもなく食事をしたのだった。