8月6日のジョークを大真面目に日本語で解釈してみました。この趣旨の解釈(どのような解釈でもご自由です)を英文にしてみませんか?英会話の話題としてもご利用ください。
アインシュタインご夫妻が最初に訪米した時、ニューヨークタイムズによる歓迎晩餐会が設けられた。アインシュタイン夫人へのコサージュが用意されていたが、それが会場に到着したのは全員が着席した後になってしまったので世話係はそれを夫人のお皿の上に置いた。夫人がそれを自分で着用してくれると思ったのだ。
ところがアインシュタイン夫人は近眼のためお皿の上に載せられたものが何なのか、また他の列席者たちの行動などが良く見えず、お皿の上に前菜がおかれたものと思ってしまった。これがアメリカの食習慣と思った彼女は躊躇することなくそれを食べ始めた。それに気づいたウェイターが素早くその蘭のコサージュを引き下げたが蘭の花の一部は既に食べられてしまっていた。
これを見ていた舞台裏では大騒ぎとなった。直ちに代表的な大病院に連絡が取られ、外交機密事項として理由を明かさないまま「蘭の花を食べると食べた人に有害か?」と尋ねられた。しかし病院にはそれに関する実験データが無かったので答えることができなかった。
かくしてアインシュタイン夫人は自分が晩餐会で食べたのは何だったか、そしてそのことで大騒動となったことを知らぬまま、大病院に尋ねても答えを得られなかった主催者が本当に知りたかったこと「蘭の花を食べたアインシュタイン夫人の健康に問題は無いか?」の答は「問題なし」ということを身をもって知っている人として一生を終えたのだった。
(この晩餐会は1921年のできごとでここに描かれたアインシュタイン夫人は再婚後の妻Elsa Einsteinと思われます。)