5月9日のジョークを大真面目に日本語で解釈してみました。この趣旨の解釈(どのような解釈でもご自由です)を英文にしてみませんか?英会話の話題としてご利用頂けるほかフェイスブックページの英文添削コーナーで英文添削も承ります。
休憩時間の終りを告げるチャイムが鳴り始めた。本日のプログラムを読み直している彼に「すみません」という声が聞こえた。その方を見ると男が話しかけている。続いてその男は「出る時にひょっとしてあなたの足を踏んだでしょうか?」と言った。
そう言えばさっき休憩時間になった時奥のほうから出てきて両方のつま先を踏んだまま一言の謝罪もなく出て行った男がいた。お尻しか見えなかったがそうかこの男だったのか。さすがに気が咎めて謝る気になったとみえる。謝る相手を間違えてはいけないのでまず確認のため声をかけているのだ。そこで彼は「そうですけど」と答えた。男が謝罪したら「いや、お互い様ですよ」とでも言っておけばよいか。
だが、男が彼の足を踏んだかと尋ねたのは謝るためではなかった。男は彼には何も言わず連れの女に向かって「やっぱりここで間違いなかった。早くお出で」と言ったのだ。何のことはない自分達の列がどこだったか自信の持てなかったこの男は、出て行く時に誰かのつま先を踏んだことを覚えていてそれが彼だったことを確認するだけの目的で彼に尋ねたのだ。
彼は何事もなかったかのように自分の前を奥に向かって進んでゆくカップルのお尻を茫然と眺めたのだった。