(1)はトークラインの会員様にお送りしているHANDOUTからの笑い話で本来は読んだ後ちょっと考えてニヤリとしていればよい類のものですが、それを大真面目に解釈してみたものが(2)です。この(2)を英文にしてみませんか?書かれた英文は添削やフリートークの話題としてご利用下さい。Facebookページの「英文ライティングコーナー」で添削も承っております。
(1)これは11月8日にお送りしたHANDOUTの一部です。
(From The Reader’s Digest)
“Now, Maggie,” the great lady said, “remember that when the Duchess arrives you must say ‘Your Grace.’”
The moment arrived. Maggie hurried to the door, opened it, and then intoned, ”May the Lord make us truly thankful for what we are about to receive.”
(2)上記英文を読んだ方の日本語による解釈
貴婦人はマギーに言った。「マギー、公爵夫人が到着されたら“公爵夫人”とご挨拶するんだよ。」
マギーは農村から遠縁の叔父のつてを頼って貴婦人の召使いとして奉公を始めたばかりだった。今日は公爵夫人が客としてお見えになるのだ。へまをして叔父の顔をつぶすようなことがあってはならない。マギーは緊張して公爵夫人の到着を待っていた。
いよいよその時がきた。公爵夫人の乗る馬車が到着し、マギーはドアを開けた。次の瞬間貴婦人と公爵夫人が腰を抜かすようなことが起こった。マギーが大声で「主よ、これから頂く食べ物に感謝致します」と食前の祈りを朗詠したのだ。
農村で生まれ育ったマギーは貴族社会のしきたりなど知らなかった。貴婦人に「食前の祈りをささげるように」と言われた時、まさかそれが「“公爵夫人”と挨拶するように」という意味だとは知る由もなかった。マギーはただ貴婦人から言われていた通り、子供の時から両親に厳しくしつけられていた食前の祈りを一生懸命ささげたまでだったのだ。