3月3日のジョークを大真面目に日本語で解釈してみました。この趣旨の解釈(どのような解釈でもご自由です)を英文にしてみませんか?英会話の話題としてご利用頂けるほかフェイスブックページの英文添削コーナーで英文添削も承ります。
ある日私は友人宅で他の友人たちと夕食を共にしていた。その時その家の主が10歳の息子に言った。「四旬節が始まったから何か好物を食べるのを我慢しなくちゃいけないよ。何か本当に堪えるもの、キャンデーなんかどうかな?」
その子はしばらく考えてから父親は何を食べずに我慢するのかと尋ねた。「お父さんとお母さんはお酒を控えているんだ。」というのが父親の答だった。するとその子は「でもお父さんは食事の前に何か飲んでいたじゃないか。」と言った。その子は抜け目なく私達の様子を観察していたのだ。
慌てた父親はすぐに立ち直り、「あれはシェリー酒と言う食前酒だよ。私達は強いお酒を控えているんだ。」と言ってその場を切り抜けたつもりだった。だがそれは彼の誤算だった。それを聞いたその子は「それじゃ僕は硬いキャンデーを止めて柔らかいキャンデーにするよ。」と言ったのだ。
彼にとっては硬いキャンデーも柔らかいキャンデーもどちらも美味しいキャンデーなのだ。そして彼は強い酒である蒸留酒と弱い酒の醸造酒であるシェリー酒が酒好きの父親にとってどのような意味の違いを持つのかは知らない。かくして父親は40日間に亘って自らは強いアルコールに対する渇望感に耐える一方で子供には実質的な我慢をさせることなく過ごすことになり、更に自分がどんなに我慢しているかを子供に理解させることもできなくなってしまったのだった。