10月3日のジョークを大真面目に日本語で解釈してみました。この趣旨の解釈(どのような解釈でもご自由です)を英文にしてみませんか?英会話の話題としてご利用頂けるほかフェイスブックページの英文添削コーナーで英文添削も承ります。
その上院議員は何日もかけて練り上げた演説原稿を二人の側近に手渡した。彼らに読んでもらってアドバイスをもらい、部分的な手直しをしようと思ったのだ。
ところが一人の側近が一読するなり口を開いた。「このスピーチはダメです。こんなスピーチをするのは政治的自殺行為です。」
するともう一人の側近も同調して言った。「彼の言う通りです、上院議員。この原稿は分かりやすくて論旨の明確な声明を連ねたものではありませんか。それではダメです。」
上院議員の生きる政治の世界では、いつ強いものと弱いものが入れ替わるか分からない。今まで弱かったものが強くなった時そちらにすり寄っていくためには日頃から自分がどちら寄りの考えをもっているのかはっきりさせていてはダメなのだ。このことは政治の世界に足を踏み入れてからずっと心してきたのだが、今回はつい本来持っている正義感が目覚めて自分の考えをはっきり表明する演説原稿を書いてしまった。だが、側近の指摘する通り矢張りこれではこの世界で生き残ることはできないのだ。彼は直ちにその原稿を長くて美辞麗句に富んではいるがあいまいな表現に満ちた結局何を言っているのか分からない原稿に書き変える作業に入ったのだった。